こんにちは!ワードプレスマイスターの金田です。
WordPress本体やプラグインの更新は、サイトの安全性と機能性を維持するために欠かせません。しかし、更新方法を誤ると「サイトが真っ白になる」「エラーが発生する」といったトラブルに見舞われることもあります。
この記事では、安全にWordPressを更新する方法と注意点 を詳しく解説します!
WordPressの更新が必要な理由
WordPressは定期的にアップデートされ、新機能の追加やセキュリティ強化が行われます。更新を怠ると、サイトの安全性や機能面で大きなリスクを抱えることになります。
WordPressを更新すべき3つの理由
✅ セキュリティ向上 古いバージョンのWordPressには、脆弱性が存在することがあります。ハッカーはこうした脆弱性を狙って攻撃を仕掛けてくるため、最新のセキュリティ対策を適用することが重要です。
✅ 新機能の追加・改善 WordPressは定期的に新機能が追加され、使い勝手が向上します。最新のエディター機能やパフォーマンス向上のための最適化が行われるため、スムーズなサイト運営が可能になります。
✅ プラグインやテーマとの互換性確保 WordPressのバージョンが古いままだと、新しいプラグインやテーマが正常に動作しなくなることがあります。互換性の問題を避けるためにも、適切なタイミングで更新を行いましょう。
ただし、更新作業を適当に行うとトラブルが発生する こともあるため、慎重に対応する必要があります。
更新前に必ずバックアップを取る
WordPressの更新を行う前に、必ずサイト全体のバックアップを取りましょう!
なぜバックアップが必要なのか?
✅ 更新による不具合に備えるため WordPress本体やプラグインの更新後に、サイトが正常に動作しなくなるケースがあります。バックアップを取っておけば、万が一の時に元の状態に戻すことができます。
✅ データの損失を防ぐため 更新中にエラーが発生し、データが破損することもあります。特にブログ記事や会員データなど、重要な情報が含まれるサイトではバックアップが不可欠です。
おすすめのバックアップ方法
バックアッププラグインの中でも 「WPvivid Backup」 は容量制限がなく、初心者でも使いやすいため特におすすめです。
WPvivid Backupの使い方:
- 「プラグイン」→「新規追加」から「WPvivid Backup」を検索してインストール
- 「有効化」した後、「バックアップ」メニューへ移動
- 「今すぐバックアップ」をクリック
- 完了後、バックアップデータをダウンロード
✅ フルバックアップを取ることで、万が一のトラブル時に復元が可能! ✅ バックアップファイルはパソコンやクラウド(Google DriveやDropbox)に保存しておくと安心!
WordPressを更新する手順
① WordPress本体を更新
- WordPress管理画面にログイン
- 「ダッシュボード」→「更新」へ移動
- 「WordPressを更新」をクリック
✅ メジャーアップデート(例:6.0→6.1)では慎重に! ✅ マイナーアップデート(例:6.0.1→6.0.2)は基本的に適用してOK!
② テーマを更新
- 「外観」→「テーマ」
- アップデート通知があるテーマの「更新」ボタンをクリック
✅ カスタマイズしたテーマの場合は、直接更新すると変更内容が失われる可能性があるため注意!
③ プラグインを更新
- 「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」
- 更新が必要なプラグインを確認し、「更新」ボタンをクリック
✅ 一括更新せず、1つずつ更新することでトラブルを防ぐ! ✅ プラグインの公式ページで、最新の変更点を確認しておくと安心!
更新後に起こりやすいトラブルと対処法
WordPressの更新後に発生しやすいトラブルと、その対処法について詳しく解説します。
トラブル①:サイトが真っ白になった
原因:
- プラグインやテーマの互換性がない
- PHPのバージョンが古い、または適合していない
- WordPress本体のアップデートでファイルの破損が発生
対処法:
- 管理画面にアクセスできる場合
- プラグインを1つずつ無効化し、どのプラグインが原因か特定する
- テーマをデフォルト(Twenty Twentyシリーズなど)に変更して問題が解消するか確認
- 管理画面にアクセスできない場合
- FTPソフト(FileZillaなど)でサーバーに接続し、「wp-content/plugins」フォルダ内のプラグインをすべて無効化(フォルダ名を変更する)
- 「wp-content/themes」フォルダから使用中のテーマを別のものにリネームし、デフォルトテーマを有効化
- 「wp-config.php」ファイルを編集し、
define('WP_DEBUG', true);
を追加してエラー内容を確認
✅ 予防策:
- 更新前にバックアップを取る(WPvivid Backupなど)
- プラグインやテーマの公式ページで最新情報を確認
- 事前にテスト環境(ローカル環境やステージング環境)で検証する
トラブル②:プラグインの相性問題
原因:
- WordPress本体のバージョンとプラグインの互換性がない
- プラグイン同士が干渉し、正常に動作しない
- プラグインの更新時にエラーが発生
対処法:
- エラーが出たプラグインを特定
- 1つずつプラグインを無効化し、問題が解消するか確認
- 「WP Rollback」プラグインを使用して、問題のあるプラグインを前のバージョンに戻す
- 競合するプラグインを探す
- 「Health Check & Troubleshooting」プラグインを使って、問題のあるプラグインを特定
- 公式フォーラムや開発者のサイトで互換性の情報を確認
✅ 予防策:
- プラグインは必要最小限にする(不要なものは削除)
- 信頼できるプラグイン(定期的に更新されているもの)を選ぶ
- 一括更新ではなく、1つずつプラグインを更新する
トラブル③:PHPバージョンの不一致エラー
原因:
- プラグインやテーマが最新のPHPバージョンに対応していない
- サーバー側のPHPバージョンが古すぎる、または新しすぎる
対処法:
- 現在のPHPバージョンを確認
- WordPress管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」→「サーバー」セクションで確認
- サーバーの管理画面(エックスサーバー、ConoHa WINGなど)で確認・変更
- PHPバージョンを適切なものに変更
- 公式ドキュメントやプラグインの要件を確認し、適切なバージョンを設定
- PHPのバージョンを変更した後、サイトが正常に動作するか確認
✅ 予防策:
PHPを変更する際は、バックアップを取ってから実行
使用するプラグインやテーマの公式サイトで推奨PHPバージョンを確認
事前にローカル環境(Local by Flywheel、XAMPPなど)でテスト
更新を安全に行うためのポイント
WordPressの更新は慎重に行う必要があります。特に、以下のポイントを押さえることで、更新時のトラブルを未然に防ぐことができます。
✅ バックアップは必ず取る!(WPvivid Backupが便利)
更新前には、必ずサイト全体のバックアップを取ることが最優先です。バックアップを取っていれば、何か問題が発生した際にすぐに元の状態に戻すことができます。
バックアップの際の注意点:
- 完全バックアップを取る(データベース・ファイル・メディアすべて)
- バックアップデータの保存場所を確保する(クラウドやローカルPC)
- バックアップ後に復元テストを実施する(正常に復元できるか確認)
WPvivid Backupは、無料で容量制限がなく、初心者でも使いやすいためおすすめです。
✅ 更新は「本体 → テーマ → プラグイン」の順番で!
WordPressの更新には、適切な順番があります。順番を間違えると、テーマやプラグインが動作しなくなることがあります。
適切な更新順序:
- WordPress本体の更新(システムの基盤)
- テーマの更新(サイトのデザインや機能)
- プラグインの更新(機能拡張ツール)
この順番で更新することで、プラグインやテーマの互換性問題を最小限に抑えられます。
✅ 更新前に「サイトヘルス」で互換性をチェックするのもおすすめ!
✅ メジャーアップデートは様子を見てから実施!
WordPressのアップデートには、「メジャーアップデート」と「マイナーアップデート」の2種類があります。
- メジャーアップデート(例:6.0 → 6.1)
- 大幅な仕様変更があり、プラグインやテーマとの互換性に影響することが多い
- 更新直後に不具合が発生する可能性があるため、様子を見てから実施
- 公式フォーラムや他のユーザーのフィードバックを確認する
- マイナーアップデート(例:6.0.1 → 6.0.2)
- セキュリティ修正やバグ修正が中心
- できるだけ早めに適用するのが望ましい
✅ メジャーアップデートは事前にテスト環境で試すとより安全!
✅ エラーが出たら、1つずつ無効化して原因を探る!
更新後にエラーが出た場合、慌てずに冷静に対処しましょう。特に「サイトが真っ白になる」などの重大なエラーが発生した際は、原因となっているプラグインやテーマを特定する必要があります。
トラブルシューティング手順:
- プラグインを1つずつ無効化する(問題のあるプラグインを特定)
- テーマをデフォルトに変更する(カスタマイズしたテーマが原因の可能性あり)
- PHPのエラーログを確認する(サーバーのエラーログを確認し、詳細を把握)
- サーバーのPHPバージョンをチェックする(互換性の問題がある場合は、適切なバージョンに変更)
✅ 問題のあるプラグインが特定できたら、前のバージョンに戻すのも一つの方法!
✅ 問題が起きたときに備え、ログイン情報や復旧方法を事前に確認!
万が一、WordPressの更新に失敗して管理画面にログインできなくなった場合に備え、事前に復旧方法を確認しておくことが重要です。
準備しておくべき情報:
- FTP接続情報(サーバーのホスト名・ユーザー名・パスワード)
- データベース情報(phpMyAdminにアクセスするためのログイン情報)
- バックアップの保存先(ローカルPCやクラウド)
また、エラー発生時に「メンテナンスモード」になってしまった場合は、FTPを使って wp-content
内の .maintenance
ファイルを削除することで復旧できることもあります。
✅ トラブル時の対応策をあらかじめ用意しておくことで、迅速に対応できる!
まとめ
WordPressの更新は、適切な手順を踏めば安全に行うことができます。
🔹 バックアップを必ず取る!(WPvivid Backup推奨) 🔹 更新は慎重に、順番を守って! 🔹 トラブルが起きても慌てず対処!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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